少年の日 記念行事
2021年2月12日 15時14分2月4日は「少年の日」。14歳となった者が、立志、自覚、健康を願う日で、「少年式」なるものが各地で開催されます。この各地と行っても、どうやら全国的に見ても愛媛県だけのようです。別の名前で「立志式」というものを実施しているところはあるみたいです。
そもそも、少年式はどんなものかというと、奈良時代より11歳~16歳で成人となり元服することを参考に、約50年前から実施されているそうです。愛媛県ならではの素敵な文化です。辞書にはこうあります。元服にちなんで(数え年の)一五歳を祝う行事。参加者は、将来の決意や目標などを明らかにすることで、おとなになる自覚を深める。(三省堂大辞林より)江戸時代の成人式でもある元服の「元」は首の意味で冠をかぶること、「服」は成人の服を着ることを表し、髪型を変えたり、名前を改めたりすることもあったようです。女子の元服は、「髪上げ」「まゆはらい」などと呼ばれていたそうです。683年(天武天皇11年)に「結髪加冠の制」が定められ、平安中期頃に完成した儀式で、やがて武家や百姓、町人にも広まり、大人の自覚を促す日本の教育文化として定着したようです。武家では冠ではなく烏帽子が用いられ、農村では若者組の加入式を兼ねていたそうです。明治以降、断髪令で髪型も変わり、伝統文化の軽視もあって元服の礼は廃止になりました。戦後は20歳で行われる「成人の日」が制定されて、今日に至っています。
前置きが長くなりましたが、今日、記念品として砥部焼のコップやお皿をデザインして作成していました。今の思いや決意、仲間との思い出など毎日使う日常品を見る度、思い出せるので記念品になりますよね。もう売り物になりそうな手の込んだ素敵な作品が多くて、私も作って欲しいなぁと思いました。