第1回 校内人権・同和教育研修会 開催
2021年7月28日 13時32分今日は、生徒のみんなに負けないように学習会を先生方が行いました。みんなが幸せになるため、自分を含めみんなの心が豊かになるために、差別を解消していく人になるために、私達教職員が自信を持って伝えていけるよう、今回は第1回目の研修会となりました。瀬戸会館に場所を移して、講師の小西裕久指導員から熱のこもったお話しを頂きました。同和問題学習は、全ての事象に通じる、人としての根幹を築く学習、気づきでもあります。難しいことなんてありません。難しいと感じている人もいるかもしれませんが、簡単なことです。人を傷つけてはいけない、相手を尊重し、互いに尊敬し合うこと、差別は醜くて誰も幸せにならないってことです。いかに馬鹿馬鹿しいことに固執して、人を傷つけるのかをちゃんと理解しなければなりません。排斥感情が強い日本人気質とよく言われます、、、これも全ての日本人を指して言っていないので偏見ですね。それでも今回のオリンピック関連のことや、新型コロナウイルス感染症による未知のものへの恐怖からの差別などなど、人間ってどうしても因果関係、原因や理由を見つけ出して、または理由付けをして安定したがる脳みそのクセがありますよね。自分と違ったもの、考え方を排除したがる傾向にあります。自分と他人は違うのに、認めようとしにくい部分があります。違いを認めればいいだけなのに、攻撃的になってしまう。日本独特の同和問題も知らないがゆえに気付いたら差別者になってしまうなんてことになっては、取り返しが付きません。差別を作り出したのが人間なのだから、差別を無くしていくのはやっぱり私達人間の手によって行わなければならないですよね。簡単です。ダメなことはダメという行動をとることです。自分と向き合って、人を大切にする行動ができているかと考えることは自分の心を豊かにし、自分を大切にすることに繋がります。自分を大切にすることは自分に近しい人を大切にすることに繋がります。自分の周りが変われば、その集団を含むもう少し大きな集団が変わります。一人の力は小さいと思うかも知れませんが、その一人はみんなと繋がっていくのです。小西先生のお話しはとてもわかりやすくて、歴史的背景に基づいた裏付けもあり、老若男女すべての教職員が共有できたと感じられるものでした。