2年生 少年式記念行事その①

2025年1月31日 15時23分

 2年生は数えで15歳となり、昔でいう「元服」にあたる時期(元服は決まった年齢ではなく幅がありますので)になります。現代でいうと「大人になる準備を始める時期」ということになるのでしょうか。よく少年に火に日に合わせて橋本佐内の「啓発録」が紹介されますね。「稚心を去る」「気を振う」「志を立つ」「学に勉む」「交友を択ぶ」の5つのことを心がけることを決心したのが数えで15歳、つまり2年生の皆さんと同じ年になります。もう一人紹介します。幕末の「三舟」(勝海舟・高橋泥舟・山岡鉄舟)の内の一人である山岡鉄舟は同じ15歳の時に二十則を心に決めたそうです。紹介しますと

一 を言うべからず                 

一 君の御恩忘るべからず(これは時代的にないですね)

一 父母の御恩忘るべからず

一 師の御恩忘るべからず

一 人の御恩忘るべからず

一 神仏ならびに長者を粗末にすべからず(長者はお年寄りの方々ですね)

一 幼者を侮るべからず(後輩や幼い人のことですね)

一 己に心よからず事 他人に求めるべからず(いやなことは他人に押し付けるなということでしょうか)

一 腹をたつるは道にあらず(怒りに任せるなということでしょう)

一 何事も不幸を喜ぶべからず(他人の不幸を喜ぶなということでしょう)

一 力の及ぶ限り善き方に尽くすべし(全力を尽くして良い方向に進みなさいということでしょう)

一 他を顧して自分の善ばかりするべからず(自分だけいい思いをすことはしないということでしょう)

一 食する度に農業の艱難を思うべし 草木土石にても粗末にすべからず(食に対する感謝)

一 殊更に着物を飾りあるいはうわべをつくろうもの心濁りあるものと心得べし

一 礼儀みだるべからず

一 何時何人に接するも客人に接するよう心得べし

一 己の知らざることは何人にてもならうべし

一 名利のための学問技芸すべからず

一 人にはすべて能不能あり いちがいに人を捨て あるいは笑うべからず(できることとできないこと)

一 己の善行を誇り人に知らしむべからず すべて我心に努むべし

となります。立派な大人になる準備、始めましょうね。

0131 2年生集合写真

川東中ブログいぶき

新春競書大会

2025年1月19日 18時58分

 四国中央市で「第14回 日本一の紙のまち新春競書大会」が開催されました。川東中学校からは2年生の神野さん、永井さん1年生の竹原さんが参加しました。どれだけICTが発展しようが、手書きの美しさにはかないません。特に毛筆体には勢いや心が込められている感じがします。柔道、空手道、剣道、華道、茶道、そして書道など「道」が付くものは単に技能の向上だけではなく「人間性や道徳的な考え方」を重視しているといわれます。美しい素直な気持ちが字に表れているのでしょうね。何事も自分の心を磨いていくため何を行うのかということでしょうか。

競書大会