いよいよ来週が新人戦ですね

2024年9月20日 18時14分

 今日は室内競技の部活動の様子を見に行きました。一日一日の積み重ねでしか技術は身に付きません心の強さも然りですね。今日の少しのこだわり気付き本番で生きてくるのです。しっかり備えをしてくださいね。

0920 部活動の様子①

0920 部活動の様子②

川東中ブログいぶき

お盆とは

2021年8月14日 17時30分

 学校は新居浜市全部8月10日から16日までを閉庁日として、誰も勤務していません。ちょうど、このお盆の期間を含めて、なかなかお休みのとれない教職員の働き方改革も含め、一斉にお休みを取っています。

 さてこの『お盆』ですが、お盆休みということは知っていても、お盆って何するの?とあまり分かっていない人も多いのではないでしょうか。『不易と流行』どちらも大切ですが、とにかくイベントごとが大好きな日本人元旦、法事、七夕、大晦日の他にも、クリスチャンではないけれどクリスマスや最近ではハロウィン、バレンタインデーに節分は豆まきではなく恵方巻きまで、まさに何でもござれのてんこ盛りですが、先祖を大切にするお墓参りやお盆の行事などは絶やすことなく受け継いでいって欲しいなぁと思います。

 お盆休みがいつ頃なのかというと、8月13日~16日ぐらいが一般的です。地域によってお盆の期間は異なりますが、旧暦と新暦によって7月15日前後か8月15日前後に大きく分かれます。東京などの関東では、7月15日を中心にお盆をおこなうことが多いのですが、全国的にもっとも多いのは、8月13日から4日間の期間を指すものであるといわれています。しかし本来のお盆は、先祖の精霊をお迎えして供養する期間のことを指します。お盆の時期には先祖が浄土から地上に戻ってくると考えられています。ご先祖様を1年に1回、家にお迎えしともにひと時を過ごして、ご冥福をお祈りし、先祖の霊を供養します。さらに故人の四十九日の忌明け後、初めて迎えるお盆を新盆または初盆といい、普段以上に厚くもてなします。四十九日以内にお盆がくれば、翌年が新盆になるのです。新盆は、普段のお盆よりも盛大に供養をおこなうため、知人を呼んで法会を行う、寺に行って法要を執り行う場合もあります。新盆の場合は絵柄の入っていない白提灯を玄関や部屋、仏壇の前に飾ります。故人が迷わずに来れるように、という思いからです。全ては亡くなった方への思いからくるものと言えそうです。
 このお盆の風習ですが、宗派によって大きく異なるのも特徴です。一般的には13日に迎え火を焚いてお迎えし、16日の送り火であの世にお送りします。その期間には、お墓参りをしたりお供えをしたりします。14日~15日は盆中となりますので、三度の食事には家族と同じものをお供えします。また、刻んだナスやキュウリ、洗った米をハスの葉やサトイモの葉に盛り付ける水の子と呼ばれるものを飾ることもあるのです。地域によっては盆踊りなどの行事がある所もあります。お盆には、先祖の霊を供養するという意味のもと、様々な風習が今も残っています

 このお盆の由来はというと、正式名称は、盂蘭盆会(うらぼんえ)または盂蘭盆(うらぼん)といいます。諸説ありますがこの名称は、「盂蘭盆経(うらぼんきょう)」というお経が由来であるとされています。「うらぼん」は日本語では聞きなれない響きですが、サンスクリット語で「逆さ吊りの苦しみ」を意味する「ウラバンナ」からきているといわれています。ペルシャ語で霊魂を意味する「ウラヴァン」が由来だという説もあります。
 盆とは文字どおり、供物を置くための容器を意味するため、供物を供え祀られる精霊の呼称となって、盂蘭盆と混同されて合わさったものとも言われています。現在も精霊を「ぼんさま」と呼ぶ地域があります。
 ではお盆はどのようにして、我々の生活に広まったのでしょうか。日本でお盆が行われたのは、なんと606年に推古天皇が「推古天皇十四年七月十五日斎会」という行事を行ったのがはじめだといわれています。江戸時代以前は、お盆は貴族や武士、僧侶などの上流階級の行事でした。しかし、江戸時代になるとお盆の風習が庶民の間にも広まります。その理由は「ロウソクの普及」にあるといわれています。仏壇や提灯に欠かせないロウソクが大量生産で安価に取得できるようになったことで、日本全国に広がりました。お盆は、宗教・宗派や地域によって独自の発展を見せ、現在の姿に至ります。
七夕をはじめ、京都の五山の送り火や、長崎の精霊流しなどもお盆の行事にあたります。
 お盆のお供え物についても、地域によって特色があります。ナスとキュウリを飾る地域が多いですが、これも全国的なものではありません。行事や風習は違えど、どれも先祖の霊を供養することが目的であることには、大きな違いはありません。神道・仏教を超えた伝統的な日本独自の行事であると言えます

 キュウリは足の速い馬と見立てられ、ご先祖様が早く帰ってくださるように迎え火の時におきます。
送り火の際はご先祖様に少しでも長くともに過ごしていただくため、牛に見立てたナスの乗り物で帰っていただきます。
またご先祖様が供物をたくさん持ち帰れるように、という意味合いもあるといわれています。地域によっては全く逆の意味のところもありますし、キュウリとナスの風習自体がないところもあります。当然宗派によっても違っています。

七夕や盆踊りや花火大会などもこのお盆の行事の1つとして行われてきました。全国的に、盆踊りが行われている地域は多くあります。盆踊りが行われるのは15日の夜で、ご先祖様があの世に帰る最後の夜です。そのため、最後の夜を盛大にもてなそうという行事です。現代では少なくなりましたが、昔は夜通し行うことが通例でした。盆踊りというと、祭りやイベントのイメージが強いかと思いますが、れっきとした宗教行事です。時代とともに盆踊りは変化してきましたが、その根本である「先祖の霊を供養する」という意味合いは今も変わりません。その土台の上で、社会的な役割も果たしているといえます