入学式 無事開催
2021年4月9日 14時46分新入生を朝から出迎え、真新しいちょっぴり大きめの制服に身を包み、元気いっぱいの挨拶に頼もしさを感じました。厳粛なムードを保護者の方も協力して作っていただき、静まりかえった中で入学式が行われました。コロナ禍ということもあり、マスクはしていますが、しゃべらないということが実践できているので、式も滞りなく予定より早く進みました。
教職員も子どもたち以上に緊張した中で行われ、さすが小学校最高学年を卒業してきた新入生は、長時間の式典でも姿勢を崩さず、立派な態度で感心しました。
校長式辞では、とても具体的なお話しの中で、子どもたちも思わず考え込んだり、言葉を発したりする場面も見られ、良く話を聞き、引き込まれていて反応良いなぁと感じました。平均寿命を一日に例え、今の自分たちの位置と役割を考えさせられる内容でした。『・・・日本人の平均寿命は大体84歳になります。では、その一生を一日24時間に換算してみると、昼間、正午は42歳となり、成人式を迎える二十歳は午前5時42分ということです。それでは、今年度皆さんが迎える十三歳、さらには、義務教育を終え、中学校を卒業する時の十五歳は何時何分になると思いますか。入学してきた皆さんの今は、午前3時43分、卒業する時は、午前4時17分となるのです。何と中学校生活三年間は、一日のたった34分でしかないのです。普段、その午前4時前後、皆さんはどうしていますか。夜明け前の、外はまだまだ暗い時間帯ですから、ほとんどの人は布団の中にいることでしょう。そう考えてみると、今皆さんは、新しい朝を迎える準備をしている時間帯ということなのです。その夜明け前のたった34分間をどう過ごすかで、皆さんが迎える朝が、それぞれ変わってくるということになるのです。』
『皆さんは、誰もが無限の可能性に満ちた、かけがえのない存在です。花が早く咲く人、ゆっくり咲く人などの違いはあっても、いつか必ず自分自身の幸福の花を咲かせることができます。そのことを信じてこつこつと努力を積み重ねてください。努力は決して皆さんを裏切ることはありません。その努力の差が、「眩しい朝日を浴びる明るい朝を迎えるのか」それとも「どんよりと分厚い雲がかかった薄暗い朝を迎えてしまうのか」決まってくるのです。』
心に響く式辞の中で、子どもたちも良く聞き、よく考えていた時間でした。また、在校生は各教室の方でリモートにて参加していました。ライブ配信と違い、双方向で様子が分かるので、在校生の真剣な態度、教室でぴくりとも動かない状態で、一緒に体育館にいるかのような態度で参加しているのがよく分かりました。体育館に大画面のオーロラビジョンでもあれば、体育館で先輩たちの姿が映し出され、一体感も生まれたのかも知れません。もしかしたらそういう時代も来るのかも知れませんね。
来賓祝辞は、PTA会長だけに制限をさせていただきました。コロナ禍の中で例年通りのことがひとつもなかった令和2年度を、会員全ての命最優先で思い切った決断をしていただき、子どもたちの活動を支えてくださいました。保護者、学校、教職員、生徒が手を取り合って信頼し合って、子どもたちの成長を支えていこうとお話をしていただきました。
また、生徒代表の歓迎の言葉、新入生代表の誓いの言葉は、2人ともとても落ち着いていて、しっかりと練習していたんだということが一瞥してすぐ分かる程のクオリティでした。どちらも今の川東中学校を象徴している立派な姿でした。
また、令和3年度入学式動画編もアップしますので、乞うご期待ください。