もの凄いレベルの高い 双方向通信での生徒総会
2021年5月22日 16時00分体育館と教室とで双方向でのオンライン生徒総会を実施しました。体育館にオーロラビジョンが欲しいなぁと心底思いました。プロジェクターで代用しましたが、タイムリーに教室の様子も分かり、教室での話し合いから投票、そして決定まで、恐ろしくスムーズに進みました。もちろん、何度も何度も工夫し、改善した生徒会のメンバーの努力無くしてこの成功はありませんでした。また、各学級で具体的に話し合いを行い、プレゼンまで考えて発表してくれたその取り組みがなければ、こんなに深い生徒総会にはならなかったでしょう。とにかく全ての取り組みに感動しました。
最初に年間計画や基本方針の説明を行い、年間スローガンを決定していきました。事前に生徒評議員会で4つの案まで絞り込み、代表者4人からそのスローガンに込めた思いを発表してもらいました。カメラに向かって発表するのは大人でも慣れていないと手こずりますが、上手くまとめて発表していました。その後各学級で全校生徒による投票を行い、集計結果作業中に次の議案を進めました。無駄のないスムーズな進行でした。専門委員会や生徒会役員への要望事項と答弁、学校へ対する要望事項と答弁を行った後、今年度の生徒会スローガンの結果発表を行いました。
今年度の生徒会スローガンは、3年3組 松浦龍輝さんの提案である、『Now or never ~今の努力が未来の成功~』に決定しました。オンライン会議の良さを十二分に生かし、教室で視聴したり、投票したり、意見を発信したりと全校生徒が一堂に体育館で行っていたスタイルの良さも確保しながら、オンライン会議での機動力の高さを発揮したなぁと感じました。しかし、それはまだ序章に過ぎませんでした。次の特別議案ではもっと驚かされることになりました。
特別議案では、『「好きです 川東中」と言えるために全校で行える取組』の提案を各クラスから具体的に行ってもらいました。これが、大変秀逸で、学年ごとのカラーがしっかりと出されており、中学1年生では、小学校の最高学年として過ごしてきた経験から、仲間を大切にしていく取組が紹介されました。心がホッコリとする活動の提案でした。中学2年生からはクラスマッチの実施が根強かったですが、地域貢献の活動や先日行ったペットボトルキャップ回収のキャップを使ったアート作品作りも提案されました。とても具体的に今すぐ実現できそうなくらい詳細を提案してくれて、さすが2年生の企画力の高さに驚きました。そして中学最高学年の3年生。正直、1,2年生の提案の具体性、企画力の高さに、3年生はプレッシャーかかるよなぁと思っていましたが、1組から5組までどのクラスの発表にも心奪われ、引き込まれました。企画力だけでなくプレゼンテーション技術の高さに驚愕でした。聴衆に効果的に伝えるための工夫が散りばめられ、話し合いと発表準備まで綿密に行っていたんだなぁと取組が透けて見え、すばらしいなぁと自分の学校の生徒たちですが、感服しました。爪楊枝アートの紹介では、コント師として出場したのかと思うほど息ぴったりで、まるでテレビショッピング並のテンポと説得力で注文の電話を入れなきゃと思わせてくれるほどの仕上がりでした。動画GP(グランプリ)や川中の魅力動画配信KAWATUBEの提案では、クロームブックでGoogleミート利用してオンライン会議を行っていたのですが、スライド(パワーポイントのようなソフト)を使って発表資料をまとめ、全校に配信しながら、提案を行っていきました。それも大変具体的でテレビでよく見かけた番組と照らし合わせて紹介してくれるため、わかりやすいものに仕上がっていました。今どきの発想だし、ICT時代ならではの企画だなぁと感心しきりでした。ペットボトルキャップアートや川中クリーンキャンペーンなどの提案も他学年からも出されていましたが、具体的に良く練られているなぁと思いました。
最後に、校長先生からお話しがありました。みんなの前向きな姿勢が良く伝わってきて、レベルの高さに圧倒されたそうです。こういった提案を成功させるのも成功させないのも、生徒会会員であるあなたにかかっているということなどを3年1組の発表を引用して、身振り手振りをつけて締めくくっていただきました。校長先生のマスク越しでも伝わる笑顔で、この生徒総会の素晴らしさが伝わったと思います。これから、各クラスの提案を煮詰めて、生徒評議員会などでさらに具体案を作成し、実施していくことが楽しみで仕方がありません。みなさん、本当にお疲れ様&ありがとうございました。