最近の話題を取り上げ 道徳研究授業1年3組藤本先生
2022年1月26日 18時16分最近、よく耳にする「いじり」と言う言葉。「いじめ」と言う言葉の持つ印象よりは随分軽く感じることないですか?
お笑いやバライティ番組などでもよく使われる「いじり」と言う言葉。みんな勘違いしていることないですか?テレビや芸人さんたちは、ちゃんとネタ(シナリオ・台本)があって、それにそって演技をしているんですよね。テレビ業界でも「コンプライアンス」が厳しくなって、昔々放送されていた番組などは放送禁止になったりしていますよね。人権感覚が高まってきていることは喜ばしいことだと思いますが、「いじられ芸」でメディアへの露出が高まり、「笑われて、みんなを笑わせて」そのことで給料が上がり、俗に言う「売れっ子」になっていくこともあるとは思います。その人の良さを引き出すこともあるのかも知れません。そういうことが取り上げられて笑いがとれるということは、ニーズがあるということなのかも知れません。そんな「笑い」は必要ないという風潮、そういう社会にまで成熟するにはまだまだ時間がかかるのかも知れませんね。
今回の道徳の授業では、「いじり」「いじめ」について、深く考える時間となりました。様々な考えの人や感じ方も人によって全く違いますよね。そのことをしっかりと理解する、認めるということが、全てのベースとなるのだと思います。違いを認め、違いを受け入れることは言葉では簡単に思えるかも知れませんが、実際に行動するときに自分の行動を常に振り返ってみないと、うっかり誰かを傷つけてしまったり、取り返しの付かない過ちを犯すことに繋がるかも知れません。