お盆 閉庁日なので、シリーズ中学校部活動パート2 いいですか?
2020年8月15日 11時12分
★ 部活で学ぶ"不屈の闘志"
毎年4月終わりから5月初旬に掛け、テレビや新聞でモンスター新入社員特集が取り上げられます。
・挨拶が出来ない ・ 礼儀を知らない
・遅刻、休みが多い ・ 仕事へのやる気がない
といった、先輩社員や上司のコメントが拾われます。
「今の若い人たちは、あまりに社会人としての常識に欠ける」といった苦言だけに終わらず、中には、「辞めちゃえばいい」、「いらない」 といった厳しい発言も…。
そんな冷たい風当たりを前に、「面白くない」と感じる新入社員の中には、すぐ会社を辞めてしまう人も少なくありません。全国では、フリーター:181万人 、ニート(若年無業者):62万人 つまりは働ける年齢なのに働かない人達のことです。 とにかく何ごとも諦めない、諦めずに続けることでの成功体験を得ることが大切なんですよね。
自転車だって漕ぎ始めが一番力を必要とするんです。バランスも取らなければなりません。それを乗り越えない限り自転車には乗れるようになりません。でも自転車に乗れるようになった子は漕ぎ始めが難しいとは感じないでしょうし、乗っているうちにどんどん力がついてくるものです。乗れるようになってしまえば、歩くより楽ですし、速いですし、子供にとっては乗ること自体が楽しいという時期があるはずです。
自転車に限らず何でもそうです。もちろん部活動も同じです。乗り越えなければ感じられないことはいっぱいあります。苦しいことだけを続けられるはずはありません。目標を達成したいと思えるためには、成功したときの達成感、成就感を体験しておかないと難しいでしょう。小さな目標小さなステップで出来るだけたくさん積み重ねておくことが苦しくてもやりきるという不屈の闘志を磨くのかも知れません。
★ 部活で学ぶ"礼儀"や"敬語"
お隣りの韓国では、親と話をする時は "敬語"を使うのが一般的なのだそうです。
しかし日本の場合は、お父さんやお母さんに対して「敬語を使う」という家庭は、今ではとても少ないようです。
学校でも、担任の先生と「タメ口」で話す子供が珍しくありませんし、先生側も、生徒との距離を近く保つため?「良き相談相手」になろうとして?、子供達のタメ口を容認している場合もあります。
敬語を使う場がなければ、「敬語が使えない人間」になるのは当然のこと。しかし、部活動の中では、先輩に対する「タメ口」はまず許されません。
「礼儀」や「敬語」について、親や学校の先生よりはるかに厳しいのが部活の先輩の場合もあります。君達が社会で必要な礼儀をきちんと学べる場は、今は部活動くらいなのかもしれません。
★ 部活で学ぶ"協調性"
日常生活の中で、みんなは自分の好きな人とだけ、話をしたり遊んだりしています。学校では、嫌いなクラスメイトと無理して話をすることはありませんし、塾に行っても同じです。自宅に帰れば、そこにいるのは家族だけ。もちろん、友達や家族とケンカすることもありますが、そんな時は「目を合わさない・話をしない」なんてことが出来てしまいます。
つまり「自分に都合の良い人とだけ話をする」という生活を送っているのです。
しかし、部活動ではそれができません。相性の合わない人がいても、苦手な先輩がいても、同じチームでプレイしている以上、話をしたり、一緒に練習や試合をしなければなりません。
これは、会社の中も全く同じなんです。職場が、「お気に入りの同僚や先輩ばかりで、取引先の人たちもみんな良い人ばかり」などという夢のような環境はまずありません。(残念ながら…)一癖も、二癖もある人ともコミュニケーションを取り、仕事をしていかなければなりません。部活動は、様々な人間関係の中で、協調性や人付き合い(コミュニケーション能力)を養うことができる機会でもあるのです。
★ 強い選手になるために
また、長文になってしまったので、続きはパート3で、、、。