まだそこまで浸透していない言葉かも知れません。CBT(Computer Based Testing)コンピュータを用いたテスト方法のことです。愛媛県は全国に先駆けて、今年度の全国学力テストで導入を進めているところです。川東中学校ではすでに2学期中間テストでCBTを導入し、今回で2回目の実施です。日本一早い導入です。それも、コンピュータが苦手と一般的には思われているベテラン中のベテラン教員による実施です。ご退職後再任用で教鞭をふるってくださっている美術科の先生です。コンピュータ世代の若者もビックリです。ただ、実施してみるともちろん課題も浮き彫りになってきます。写真を見てお気づきでしょうか? ただの教室で行うテストなので、机ごとに個別に衝立や間仕切りがあるわけでもなく、そんな設備はもちろん考えられているわけではなく、今後本格的にCBTを導入していくのなら、予算化して早急に考えて欲しいと思います。幸いタブレットを使っての実施なので、それも紙を使ってのハイブリッド方式(特に美術科なので画面では視認性の問題もあってディスプレイに左右されない紙ベースの問題用紙も準備)ですので、机で平面上にタブレットを置いて回答していくスタイルで実施しました。40人ギッシリの教室では、机の間隔は広げることは物理的に不可能です。早く30人学級あたりが実現してくれないと、教室の密な状態は解決されません。工夫の余地がないのです。ただタブレットモードにするとラジオボタンですら上手く動作しない場合もあることと、テキスト入力の際にキーボードを戻す必要があるので、寝かせて実施してみました。やってみないと課題も見えてこないので、チャレンジしていくことは何ごとにおいても大切ですね。